デラルア元大統領のご逝去の記事に関連して、木島輝夫副会長より、下記のメールをいただきました。

木島副会長が大使としてご在任中にお会いになられた所感がにじみ出ているものと拝察し、ご承諾を得て掲載させていただきます。

荒尾保一

 

(木島副会長よりのメール  一部省略)

デラルア元大統領逝去の報に接し、追悼の気持ちでいっぱいです。

最高の人格者でありながら、アルゼンチンの最も不幸な時期に大

統領の職につき、前任者(メネム)の長期政権による腐敗と経済

の(とりわけ通貨ペソを1対1で米ドルにペッグさせた)構造的

欠陥が原因で大混乱に陥り、2001年12月に退任を余儀なく

されました。彼が率いたラジカル党は最も歴史のある、理性的政

党でしたが、同政党が雲散霧消してしまい、議会政治が今日の誠

に情けない状況に陥ったことはアルゼンチンの政治史において痛

恨の出来事として記録されるでしょう。

ところで、アルゼンチン産牛肉の日本市場デビュウに際し躓きが

あったことは極めて残念です。多くの協会メンバーの方々が心配

され、真相究明と事態の改善にご尽力されているご様子を拝見す

るにつけ、当協会の真価が如実に現れていることに深い感慨を覚

えます。どうか、このような目に見えない貢献ぶりがべロウ大使

の耳にも達するよう願っております。

木島 輝夫