マクリ大統領ダボス会議で演説

2018/01/26
 マクリ大統領は、ダボス会議において約30分間の演説を行った。その要旨次の通り。

 アルゼンチンは、今や新しいフェーズに入り、国際市場において意義深い役割を果たすことができることとなった。我々は。この2年間で経済を再編し、我が国を良い方向へ導くことが可能となった。我々の最も重要な目標である貧困の減少に向かって、日々速やかな決断を行っている。
 メルコスールは、極めて結束の固い地域であるが、現在は、EUとの交渉の合意にとって比類なき好機である。
 アルゼンチンは、再生可能エネルギーの開発に恵まれた国である。北部地域は、リチュームの資源に恵まれており、また、Vaca Muerta地域は、石油資源の大きな潜在力を有している。
 今年アルゼンチンで開催されるG20については、大きな期待を持っており、グローバル化する世界経済にの持続可能な成長を確保するためのコンセンサスの形成を図りたい。また、この成長に、南からの意向を盛り込むよう努めたい。

 マクリ大統領は、ダボスにおいて、多くの政治家、企業家と会談を行ったが、その主なもの次の通り。

Merkelドイツ首相: 労働、インフラ、食糧供給等についての協力
Trudeauカナダ首相: メルコスールとカナダとの自由貿易交渉の開始
Mark Rutteオランダ首相: ドイツとの交渉と同じ課題
Macronフランス大統領: EUとの交渉における相違点、特に農業分野
 ブラッセルにおける大臣級会談の継続
Bill Gates: 中年米地域における共同プロジェクト、食糧の世界的供給保障

その他多くの会談が行われたが、カナダのGoldcorpのCEOからは、サンタクルスのCorro Negro鉱山に750百万ドルの投資を行うとの意向表明がなされた。

投稿者 荒尾保一